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副業・起業でシェアオフィス・コワーキングスペース利用者が急増している理由

2021.06.16


 近年、起業する方や個人事業主として働く人が増えています。そんな中で人気なのが、初期費用などの費用を抑えることができるなど、多くのメリットを持つシェアオフィスやコワーキングスペースです。今日は、シェアオフィス・コワーキングスペースが流行している理由についてご紹介していきます。

【目次】
1.シェアオフィスとコワーキングスペースについて

2.シェアオフィスとコワーキングスペースの主なサービス、メリット
3.バーチャルオフィスを活用しよう!
4.まとめ

 
1.シェアオフィスとコワーキングスペースについて

 それでは最初に、シェアオフィスとコワーキングスペースについて簡単にご説明します。シェアオフィス・コワーキングスペースと一緒に扱われることが多く、多くの共通点があります。

◉シェアオフィスとは

 『shared office』共有する事務所という意味です。複数の会社や個人事業主が同じオフィスを共同で利用する空間のことです。主に個室が主流とされていますが、オープンスペースの場合もあります。利用者同士の交流はあまりなく、あくまでも作業場所を共有するイメージです。

◉コワーキングスペースとは

 コワーキングスペースは、直訳すると『共に働く場所』となります。共に働くと言っても、みんなで一緒に同じ仕事をするということではありません。フリーランスやリモートワークを行う様々な仕事を持つ利用者が集まり、仕事をする場所です。利用者は『物理的な場所』を共有しますシェアオフィスとは異なり、コワーキング=協働の意味からもわかるように、利用者同士の交流も盛んに行われます。ビジネスでの人脈やコミュニティ作りに役立ちます。

 以上のように、シェアオフィスとコワーキングスペースの主な違いは利用者同士の交流があるかないかの違いです。それ以外は、ほとんど同じだと考えて良いでしょう。

2.シェアオフィスとコワーキングスペースの主なサービス、メリット

 ここからは、シェアオフィスとコワーキングスペースの主なサービスやメリットについてご紹介します。 

◉一等地の住所を利用でき、利便性の良い場所でビジネスが可能。セキュリティ保護の面でもgood!

 一等地にオフィスを構えるとなると、莫大な初期費用が発生します。しかし、シェアオフィスやコワーキングスペースを利用すれば、安価で一等地のでのビジネスが可能です。まだ、駅近で利便性の良い場所だと自分自身も通勤しやすいなどのメリットもあります。

 また、シェアオフィスやコワーキングスペースの住所をホームページや名刺に掲載することができるため、自宅の住所や個人情報が漏洩する恐れもなく安心です。 

◉仕事場を安価で確保、利用できる

 オフィスを構えるとなると、敷金礼金などの高額な初期費用に加え、月々の家賃、光熱費、通信費などの固定費が発生します。スタートアップの起業家の方や個人事業主の方にとっては、この高額な初期費用の支払いが、起業時の大きな問題となります。シェアオフィスやコワーキングスペースを利用することで、高額な初期費用を抑えることができます。また、光熱費やwifiの使用料などの通信費も、月々の使用料に含まれているので、結果として月々の固定費を抑えることができます。

◉充実した設備が利用できる

 オフィスを自分で構えるとなると、机や椅子、コピー機、wifiなどの通信設備も自分で準備しなければなりません。シェアオフィスやコワーキングスペースなら、既に備え付けのものを利用することができます。準備する時間や労力、費用も抑えることができます。

◉会議室の利用が可能

 商談の際に使用したり、社内でのミーティングなどで使用する会議室の利用が可能です。運営会社によっては追加料金の場合もあるので、契約時に確認が必要です。

 以上のように、シェアオフィス・コワーキングスペースを利用することには多くのメリットがあります。シェアオフィスやコワーキングスペース利用もオススメなのですが、起業や経営を考える方にオススメしたいのがバーチャルオフィスです。


3バーチャルオフィスを活用しよう!

 バーチャルオフィスとは、住所のみを貸し出し、利用者はその住所を名刺やホームページに記載して利用できるサービスのことです。物理的な事務所を借りずとも、事務所としての機能をレンタルできる『仮想の事務所』のことをいいます。利用者は住所を借り、借りた住所を自分のオフィスとして、ホームページや名刺に記載して使用することができます。月々の使用料も安価で、実際にオフィスを借りるよりも安上がりです。郵便物や電話転送といった基本的なサービスに加え、会計業務の請負、法人登記代行やホームページ作成のサポート等、起業する上で必要なありとあらゆるサービスが提供されています。

 シェアオフィスやコワーキングスペースは実務的な労働場所の確保を目的としています。バーチャルオフィスは住所の利用など、実務的な事務所ではなく事務所としての機能をレンタルするイメージです。バーチャルオフィスを運営する企業よって形態は様々ですが、最近はバーチャルオフィス内にもワーキングスペースのような実務的な労働場所が確保されている場合もあります。

 バーチャルオフィスには、先程ご紹介したシェアオフィス・コワーキングスペースと同じようなサービスやメリットがあります。加えて、それらふたつの良さを兼ね備え、かつ信用度の面を考えるとバーチャルオフィスがよりオススメです。

 バーチャルオフィスでは、利用する住所の法人登記が可能な場合が多いです。シェアオフィスやコワーキングスペースでは、住所の使用は可能であっても法人登記ができない場合があります。また、コワーキングスペースでは銀行口座を開設できない場合もあるようですが、バーチャルオフィスの多くは銀行口座の開設が可能です。 

4.まとめ

 今日は、今流行りのシェアオフィス・コワーキングスペースについて説明してきました。それぞれ多くのメリットがあり、スタートアップの経営者や起業家の方の強い味方となるでしょう。また、それぞれの良いところを兼ね備え、信用度の高いバーチャルオフィスを使用することで、初期費用やランニングコストを削減でき、プライバシーなどのセキュリティ面も保護できます。起業や経営に興味のある方、ぜひバーチャルオフィスの利用を検討してみてください。