働き方が多様化してきており、女性のフリーランス・起業家も増えています。女性の社会進出も推奨されており、結婚、出産、育児を経た後も仕事を続ける人が多く、その仕事の仕方も様々です。企業で学び、培ったスキルを活かして転職を考える方もいれば、スキルを活かして独立・起業をする方も多くいらっしゃいます。独立・起業をする方は職業や年齢も問わず、アイデアを仕事にしたり、昔からの夢を形にしています。
成功されている女性実業家の中には、起業の方法をSNSなどで発信しており後に続こうと行動を起こし始めた方などがこの記事を読んでおられることのではと思います。起業のスタート段階ではどのようにすれば良いのでしょうか。スマートフォン１台、パソコンだけで仕事を始めて起業しようとしている方、物販販売で軌道に乗ってきて次の段階へ進もうと考えている方に、今回は『バーチャルオフィス』をご紹介いたします。
バーチャルオフィスって聞いたことはあるけど一体何！？費用はなるべく掛けたくない！！という方も一度目を通していただきバーチャルオフィスのメリットを知っていただければと思います。
目次
1.起業の際に住所を公開しなければならない
2.バーチャルオフィスってなに？
3.女性がバーチャルオフィスを借りることのメリット
⑴プライバシーを守れる
⑵初期費用が格段に抑えられる！
⑶立地の良い場所をレンタルして仕事をスムーズに！
⑷プライベートと仕事を分けられる
4.まとめ
1.起業の際に住所を公開しなければならない
フリーランス、個人事業主として活動していく上でクライアントや取引先に事業住所、電話番号を公開しなければなりません。法人の場合であれば会社の住所を公開します。インターネット環境に身を置いている皆様ならもうお気付きのことと思いますが、住所をインターネット上に公開しなければならないということは、多大なリスクを伴う事となります。極端にいうと世界中の誰もがあなたの情報にアクセスできるようになるという事です。個人として情報を発信しやすくなった反面、個人情報も取得しやすくなったため、自分だけでなく家族の安全を守らなければなりません。では、バーチャルオフィスは一体どういったものなのでしょうか。どういったメリットがあるのかをご説明していきます。
2.バーチャルオフィスって何？
バーチャルオフィスは住所、電話番号などをレンタルできるサービスのことです。先ほどご説明したように、公開する情報にレンタルオフィスの情報を使用することができます。郵便などの宅配物は自宅など指定の住所に転送してもらえますし、電話も転送で受信することができます。また商談に使う会議室もレンタルできます。
賃貸物件を借りるとなると、契約や家賃でかなり多額の費用が掛かりますし、オフィスの設備を整えるにも時間が掛かりますが、バーチャルオフィスですと登録をして月々のレンタル代金を支払うことですぐに利用できます。レンタル費用も場所やプランにもよりますが、1,500円/月〜と格安です。
レンタルオフィスという言葉は耳にされたこともあるかもしれません。バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いは、実際に作業するスペースをレンタルするかどうかです。レンタルオフィスは住所、電話番号だけでなく日々のワーキングスペースもレンタルします。バーチャルオフィスは住所と電話番号はレンタルしますが、ワーキングスペースはレンタルせず自宅などを活用するためレンタルオフィスより費用が少なくて済みます。
ご自身のワーキングスタイルに合わせて活用することをおすすめします。
3.女性がバーチャルオフィスを借りることのメリット
では女性がバーチャルオフィスをレンタルすることのメリットはどういう理由があるのかみていきましょう。
⑴プライバシーを守れる
最初のうちは特に費用を抑えるために自宅をオフィスとして活用する方が多いかと思います。ですが先ほどお話ししたように、事業を始める時には事業者の情報を公開しなければなりません。ホームページや名刺で公開した住所や電話番号を、誰もが簡単に検索して確認することができてしまいます。悪意を持って名前と住所などを検索・使用されてしまったらご自身だけでなくご家族にも被害が及ぶ可能性があります。
そして残念ながら、女性は特に居場所を公開することでストーカーなどの被害に遭ってしまうこともあります。また自宅であっても、賃貸物件をオフィスだとしても、外で仕事をすることが多い方は誰もいないオフィスの住所を公開することに不安を感じるということも多くあります。予期せぬトラブルに巻き込まれないためにも住所はレンタルしているバーチャルオフィスの住所を公開して、自宅とは別に設定しておくことがセキュリティの面でも望ましいと言えるでしょう。
⑵初期費用を格段に抑えられる！
事業を始める時、使える費用は限られていますよね。なるべく費用を抑えてビジネスを始めるならバーチャルオフィスが最もおすすめです。セキュリティ面で自宅とは別にオフィスの住所を持つことをおすすめしましたが、賃貸物件を借りてオフィスを借りようと思うと、物件を月々の家賃だけでなく、インターネット回線の契約、光熱費、テーブル・チェアなどの家具などの設備費用など多額の初期費用がかかります。
過ごしやすい空間で仕事をしようと思うとインテリアもそれなりに整えなければならず費用だけでなく時間・手間がかかってしまいます。前述のバーチャルオフィスでは安ければ月々1,500円〜で契約ができ、時間貸の会議室などを利用することができます。また、バーチャルオフィスより高くついてしまいますが、レンタルオフィスのプランも時には利用することで、自分に合ったプランを自分に合った予算で契約することができます。格安のコワーキングスペースを使って、時間もお金も抑えて事業を効率よく始めましょう。
⑶立地の良い住所をレンタルして仕事をスムーズに！
バーチャルオフィスのある場所は、東京なら渋谷、原宿、青山、新宿、大阪なら梅田や難波と言ったその土地の一等地です。住所はビジネスをするうえで大切な役割を担います。
例えばネットショッピングをして、お店の情報を見た時に、知っている場所にある会社だと安心しませんか？それは誰もが感じることで、お店やオフィスの住所が街の一等地であるとクライアントや利用するお客さまに安心感を与えることができます。それだけでなく、その土地にオフィスがあると言うことでしっかりした企業、事業所であるという信頼感を与えることもできます。
バーチャルオフィスでは会議室などのスペースをレンタルすることができるため、クライアントとの商談やミーティング、打ち合わせに利用することも可能です。自宅がオフィスであった場合、クライアントを自宅に呼ばなければならないとなると片付けや掃除の問題だけでなく、自宅のある場所までタクシーで足を運んでもらったり、または電車とバスを乗り継いでもらわないといけない！なんて問題が発生してしまいます。バーチャルオフィスは住所を提供しているため、立地の多くは主要駅などの利便性のよい場所にあるため会議や商談などの来客対応にも便利です。
⑷プライベートと仕事を分けられる
自宅の電話番号や、プライベートでも使用している携帯電話の番号を公開すると、当たり前ですがクライアントやお客様からの電話が同じ番号にかかってくることとなります。そうなると例えば主婦の方でお子さんの学校や幼稚園からの大切な連絡も同じ番号となってしまったり、休日の家族や友人と気分転換にのんびりと過ごしている時にビジネスの電話がかかってきてしまったりと気が休まりません。何事もメリハリが大切です。プライベートと仕事は区別して効率よく時間を使い気持ちよく事業を進めましょう。
4.まとめ
いかがでしたか？ジェンダーが平等になってきた社会ではありますが、日本では男性と比べると女性起業家は特にセキュリティ面などの対策が必要です。ですが女性のフリーランス、起業家も増え、成功している方も多い時代です！ご紹介したように女性にとってバーチャルオフィスにはメリットが多くあります。自分に合ったプランと費用を考え、賢く利用して、効率良く事業を進めていきましょう。
